インフォメーション・アーキテクチャ(IA)について
前職で恥ずかしながらお客さんから聞いて初めて知った言葉です。
僕はWebサービスやスマートフォンアプリの開発に関してUI/UXへのこだわりを強く持っていますが、この言葉の存在を知ってから、その上位の概念に位置する情報アーキテクチャの設計こそが最も重要だと考えるようになりました。
下手なことを言うと突っ込まれそうなので嫌なのですが、僕はIAの設計とはWebサイトで言うサイトマップを作成する作業に近いと捉えています。
UIの設計に至るまでには、大きく以下のような3ステップがあると思います。
1)どんな機能/コンテンツが必要か洗い出す
2)それらをどうまとめるか考える
3)定義したまとまりの中で各機能/コンテンツの見せ方を考える
IAの設計とは、この流れでいう2)にあたる部分です。
※これがしっかりとできていると、経験上3)の作業はかなりスムーズに進行します。
IAがきちんと設計されているサービスでは、ユーザーが探している機能やコンテンツにたどり着きやすくなりますので、(コンテンツが魅力的であれば)初期段階での離脱率は低いはずです。
簡単な例ですが、Twitterにはこんな機能がありますよね。
・自分のプロフィールを登録・編集できる
・ユーザーを検索することができる
・ユーザーをフォローすることができる
・フォローしているユーザーの投稿が一覧できる
・投稿をお気に入りに追加できる
・投稿を検索することができる
・つぶやきの投稿ができる
・ユーザーとメッセージのやりとりができる
・自分の投稿履歴を見ることができる
それを、例えばこんな風に試行錯誤しながら分類していく訳です。
今回はスマートフォンのケースですが、これが僕の考えるIA設計のイメージです。
「フォローしているユーザーの投稿を見るのはこのサービスのメインの機能だから、1つのタブとして独立させよう」
「ユーザー検索と投稿検索は検索機能として1つのタブにまとめてしまっても分かりやすいかも」
「フォローしているユーザーやフォロワー、自分の投稿履歴、お気に入りの投稿、自分のプロフィールあたりはそれほど頻繁にアクセスする情報でもなさそうなので、マイページとしてまとめてしまおう」
「メッセージ一覧は他の(マイページに配置する)コンテンツよりも閲覧頻度が高そうだし、あまり階層を深くしないように別タブとして独立させよう」
「つぶやきの投稿はどの場面からでも手軽に行えるように、投稿ボタンをすべての画面のヘッダに横断的に配置しよう」
上記はマーケティングデータやロジカルな思考に基づいた議論には思えないかもしれませんが、まずはIAというものを意識し、自分なりの考えを持って色々な情報整理のパターンを検討してみるだけでも十分な効果があると思います。ぜひお試しください。





